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衒学衒学ゥ!
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・前の記事を書いている間、電源コードに足を引っ掛けてしまいパソコンの電源が一瞬で切れた。

せっかくもうちょっとで終わる所だったのに。一から思い出しながら書くのか。結構いい気分で書いていたのに、あんな気持ちはもう出ない・・・歩き疲れたような徒労を感じながらスイッチを入れた。ギルガメシュ王の気分だ。

23歳くらいの男、つまり自分みたいな輩は、ギルガメシュとか聞くといろいろな方向にいろいろな連想をしてしまうかもしれないが、ここでいうギルガメシュは「ギルガメシュ叙事詩」の主人公の事である。
彼は古代メソポタミアのどこかの国の王(ウルだかウルクだか)で、ある日旅に出る。どうして旅に出たのかはよく覚えていない。彼は2/3が神で1/3が人(逆かも)とかそういう枝葉は覚えているのに、まあとにかく旅に出て、ウトナピシュテイム(枝葉その2)という老人から不死の薬をもらう。じゃあこの薬をもらう事が旅の理由だったのかもしれない。
薬をもらって一安心したギルガメシュは水浴びをしようと池に入る。その間に葦の隙間からするするっと蛇がやってきて、池のほとりに置いてあった不死の薬を一飲みにしてしまった。このお蔭で蛇は脱皮を繰り返すようになった、が別に不死になったわけではないと思う。
池から上がって薬がなくなっている事に気づいたギルガメシュは、わんわん泣いて(自分が読んだ絵本では顔を両手で覆って跪いて泣いてた)失意のうちに故郷へ戻り、疲れきって自分の体験を粘土板に刻んだとさ、おしまい。



・何が言いたいんだったか忘れてしまった。子供のころ読んだ本って筋、だけじゃなく変なディティールまでよく覚えているものですね。
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・ちょっと自分の事を話させてもらうと、実は大学で生物系の研究みたいな事をしていて、何か生物系の研究する人って概して研究に費やす時間が長めなのは何でだろう、と思っている。
単なる印象だし、他の分野の研究やってる人にそうたくさんは話を聞いたわけじゃないし、それよりなにより世の中にはありとあらゆる性質の人がいるので、そう簡単に一般化する事はできない。だから自分の事だけ話すようにしよう。

自分は研究に費やす時間が長い。相対的に長いのではなくて、自分で「うーん、ちょっとやりすぎかなあ」と思うから長いんだと思う。
ただ研究に費やす時間、というと曖昧だから、「研究室にいる時間」とはっきり決めてしまおう。
どうしてこれが長くなるのかというと、

・つい欲張ってあれもこれもやってしまう

・遊んでばかりいる

からだ。


特に後者は、しゃきしゃき動いて仕事を片付ければいいものを、遊んだり、惚けてみたり、お菓子を食べたり、ブログを書いたりしているから遅くなる事は明確だ。

よくある「残業しない方法」みたいな本を読むと、そういった無駄を切り詰めて仕事の効率を上げ、さっさと帰る簡単な方法が列挙されていて、なんだか自分もすぐできるような気になってしまう。
しかし、実際しゃきしゃき働いてみると疲れてしまって続かない。

効率を上げる、という事が、今の社会では凄く良い事だと捉えられていて、非効率という事は、それだけで逮捕されそうなほど悪い響きを持って人々の耳に入るのだが、効率が良いという事による不利益というのはある。疲れるという事だ。
「疲れるのは、仕事をずっと続けているからだ。メリハリをつけてやれば疲れない」という意見もある。しかしメリハリをつけて仕事をする事が、のんびり仕事をするより疲労が少ないという事はないと思う。
昔陸上をやっていたのでそこから譬えをもってくると、高校の部活ではサーキットトレーニングというものをよくしていた。
これは例えば最初の1kmを全力で走って、次の1kmは歩くようなスピードでゆっくり走り、また次の1kmは猛ダッシュする・・・という事を何度も繰り返すトレーニングである。
メリハリ、という言葉を聞くとき、この練習の事をよく思い出す。なぜ思い出すかというと、もの凄く辛いからだ。1kmが競技場のトラック半周、つまり200mになっても辛い。ジョギングしていてスタートラインに戻ってくるとその度に泣きそうになる。
メリハリのある生活も考え物である。


・ここまで書いて、何てダメな事を力説してるんだろう俺は、と悲しくなってきた。しかしその一方で、社会(うすぼんやりした存在だ)は何かと効率を上げよう、上げようと必死になりすぎていて、それに少し興醒めしてもいる。メリハリのある生活、効率よく次々と仕事を片付けていく生活は、充実感を与えてくれるかもしれない。でもただの「疲労感」を、無理やりに、時には無意識のうちに、充実感だと解釈してしまう事がないだろうか。少なくとも自分にはよくある。

忙しさにかまけていると見落としてしまうものが多いとか、のんびり歩いた方が遠くまで見渡せるとか、そういう利益にまつわるからではなくて、ただ楽しくやっていければそれでいい、という甘い気持ちを窘められはするけれど、生活が嫌になる事はあまりない。
・お腹が痛くなって家のトイレのドアを開けてから、そういや便座カバーを買ったんだっけ、あれを買った春は邪魔者に過ぎなかったけれど、寒さが太股に凍みる1月の夜にはこいつの有り難味がよくわかるぜ、と思いながら(この間0.2秒)便座カバーの袋を開けようとするのだが、フィルムが全然開けられなくて焦り、焦って手が滑るのを繰り返しているうちに顔が真っ青になってきて、真っ白いトイレの個室でおろおろしている様はなんだか神経症の心の中みたいだなと思った。便座カバーは買ったらすぐに取り付ける事。


・実はトイレットペーパーでも同じ過ちを犯した事があって(トイレットペーパーの袋はやけに頑丈で手で破るのはかなり難しい)、用意の悪い性質は全然直っていなかった。


・家のネット接続状況が悪い。偶に「yahoo.comという名前のサーバーが見つかりませんでした」とか言っている。んなことないだろ、もっとよく探せよ。仕事のできない新入社員みたいだ。


・実は昔から母親に「人に訊く前に自分でよく探しなさい」とよく怒られていて、怠慢さは人に言えた事ではない。
・これは「今日中にやりたい事のリスト」ではなくて、「いつかはやりたい事、のうち、今日思いついたもの」です。


・夢日記をつける

・居酒屋にいって、飲まずにご飯を食べる

・おでんを作る

・トマトアチャールを作る

・安いパソコンを、Core 2 Duoでこの値段とかひょっとして呪われてるんじゃないだろうかこいつと怖気づいたり怪しんだりせずにぽーんと買う

・ひさびさに日記を更新する←できました
・深夜コンビニに入ったら、男性週刊誌をもの凄い勢いで捲る人がいた。 よく「1ページ1秒で読めるようになる!速読メソッド」とかいう本が平積みにされていたりするが、この人は1ページ1秒なんて遅さじゃなかった。蛍光灯の下、カラーグラビアの薄い紙が次々と旗めき、それを彼は僅かに首を左右させて見送りながら、右手を横にずらせては紙を捲き上げる作業を繰り返していた。 週刊誌は薄いから、そんなに生き急いではものの1分で1誌が終わってしまう。持っていた雑誌を見終わると、躊躇う事なく次の雑誌をラックから引き抜き、同じペースを守って音速で捲りだした。表紙の煽り文句を読んで品定めとか、手の迷いとかは全くなしだ。 橡がレジで会計を済ませてもまだやっていた。きっともう5誌は読破していただろう。帰りがけに何気なく中を覗くと、芸能人カップルの激写記事だった、が、それも一瞬で消え、水着グラビアのコーナーに差し掛かっていた。彼の表情筋は微動だにせず、首だけが絡繰り人形のように左右に揺れていた。はたして、悟りを開いているのか、煩悩に塗れているのか、判断が難しかった。
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プロフィール
HN:
年齢:
38
性別:
男性
誕生日:
1985/11/25
職業:
自由人
自己紹介:
麒麟さんが好きです。
でも象さんはもっと好きです。

やっぱり麒麟さんが好きだ。
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