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衒学衒学ゥ!
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・変な形の雲を見つけると、地震の予兆かと思ってしまう。

最近は天気自体が変なので雲がおかしいのも道理なのかもしれないが、
先日も不自然に形の整った雲が東から西へ渋滞しているのを見た。
誰かがヘラで整形して、ドミノ倒しをする前のように息を止めて並べたみたいだ。自然のカオスっぽさが全然足りない。カオスを超えて終末が近づく・・・・!



・東京に大地震が起こると電気水道ガス電話、その他もろもろ止まりそうなものは全て止まるような気がする。当然うちにある電磁調理器はスイッチが入らず、棚にあるデンプンをα化できない、つまりパスタや乾麺をポリポリかじって飢えを凌ぐ憂き目に遭う。
パスタの破片が喉に刺さっては救助を待たずに死んでしまうかもしれない。
あらゆる意味で生き残る為に昨日は乾パンを買ってきた。
正確に言えば、近くのスーパーで大安売りしていたので、買って帰る道すがら、
「防災防災。決しておやつではない」と理由を後付けした。実は昨日は防災の日である。これは今思い出した。



・一時間後、本を読んでいて口寂しくなったので乾パンは半分ほどになった。
乾パンをあまりおいしくしすぎるのは良くないと思う。

でも、もし食糧難のときこの乾パンが底をついても、
この日の事を恨んだりせず、調味料かなにかで命を継ぐ事にしよう。
焼肉のたれで何日も過ごした人もいたと聞くから、愛用しているケチャップなら2週間はもつに違いない。元気も出そうだ。トマトだしね。
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・死にたい、と本気で思う人に、例えば生きろとか、楽しい事が待っているとか、
そんな言葉は全く役に立たない。今ははっきりそう言える。

ちょうど30分前、橡は猛烈な眠気に苛まれていた。
いつの間にか視界が暗くなる位の眠気だ。自分が目を閉じている事にすら気づかないのである。

こんな時には我慢しても無駄で、かと言ってまだ眠るには早く、
よしこんな時はもっと眠くなるような事をしようと思って外へ出た。

構内のある一画は広場と、それを囲むように垣根とベンチ、そしてその外側は世界樹のようにうねった太い枝を数え切れないほど持つ大木が、夜に向かって葉を広げている。
ベンチの一つに寝転がり、音楽を聴きながら灰色の曇り夜空を風が裂いて紺の裏地をのぞかせているのをぼんやりと眺めた。
とは表現したものの、実際の所星の無い夜空に見るものなんか何もない。呆けてはいたが眠くはならなかった。集中を求められないのが逆によいのだろう。現代はどこもかしこも文字で溢れている。私たちはいかなる場合もそれをなぞり解読しなければならない。

4曲目が終わったので跳ね起きた。そして今まで寝ていたベンチを見、

凍り付いた。7月なのに。



・街灯の乏しい灯りに照らされたベンチは、背もたれが落とす影で角の部分が暗くなっている。
そして、今、確かにそこを這っていったのだ、
闇よりももっと黒い、小判くらいの大きさのが。

あれはまさしくアレである、その名を口にするのも憚られる、アレだ。
声も出なかった。

無言でシャツやズボンを念入りにバタバタとはたくと、追われているわけでも無いのに夜道を駆け出した。
眠気?そんなの一瞬で消え失せましたよ。
まだ這い回っているような感触が、ふとももに来たかと思えば次は二の腕と、
体を隈なく舐めては消える。
死んでしまいたい。



・その感触は、部屋に戻った今も消えず、
それは自分の心が感じさせているのか、もっと小さいものが本当に這い回っているのか、
解らなくなってしまった。ああああああ
・学校のコンビニでファックスを送信しようとしていた。

書類を提出します、という連絡はメールでして、実際の書類はファックスで送るというシステムには首を直角になる位に傾げたくなるが、そこはきっとあれだ、日本人は印が好きだから。
押印の欄に並ぶ、すべて30°右に傾いだ自分の判がその疑問を代弁してくれそうな気がした。
それにしても、このハンコが傾く癖はどうにかならないかな。朱肉が乾いているので全体重を印鑑に乗せて腕をプルプル震わせながら判を押して、息を切らしながら印鑑をそっと持ち上げた時のがっかり具合といったらない。

・今日中に提出しなければならないのに、今日はあと30分しか残されていない。夢の扉のように明るいコンビニにさっと滑り込みファックスの機械の前に仁王立ちになる。ここまで5度も暗誦したファックス番号を目にも止まらぬ早さで叩くと、発信音が店全体に響いて首を竦めたくなった。

お、相手が受信したようだ。よく23時すぎにファックスなんか受け取れるな。かくいう自分も、なんで23時すぎに学校に居るんだ。日本は真夜中で、渋谷とここで時差はない。

エラー音が鳴る。紙を3ミリ噛んだまま、機械は店の外までビープ音を届けている。ヨウシサイズカクニン?A4の紙になんて口の聞き方なんだろう。
店員に事情を説明してもう一度送信する。同じ事が繰り返され、紙は2ミリしか噛まなくなり、やっぱり用紙のサイズを確認してほしいらしい。わかったけど、音が大きすぎる。ほらやっぱだめじゃないか、という抗議の意味もこめて今度は音を鳴らしっぱなしにする。自動ドアが開いて、店員は元気よくいらっしゃいませー!と答えた。自分で来い、という事か。

電話番号、ホントに合ってますかあ?とか、きっと24時間対応してないんすよ、とか言う店員にはつとめて意識を向けないようにして3度目を試したがダメだった。電話番号は合ってるし受信もしているはずなのだ、だってオマエ送信しようとしてるじゃんか。

諦めて雑誌コーナーに向かうと、いつも立ち読みしている旅雑誌や芸術系雑誌の区画はゴシップ雑誌によって陥落していた。今日は3日か。
3の倍数の日だけアホになるコンビニなのかもしれないと思って何も買わずに店を出た。お陰でお菓子の誘惑に負けずにすんだ。財布とお腹に優しい。アホにはアホの優しさがある。
・連休明け、僕は後遺症を引き摺り、普段の生活に戻れずに晴れた5月の道をふらふら歩き、空を仰いでいた。
山積みの仕事を小さな机の脇に押しやって「デスヴォイスの出し方」を調べていたのは、そんな倦みによる。

去年の夏あたりから、橡のヘヴィヘタル嗜好もついにデスメタルへの参入を始めたわけだが、デスメタルにつきもののこのデスヴォイス、ただ濁った声で叫べばいいかというとそうでもなく中々に深遠なものなのだ。
生半可な心構えではすぐに喉を潰してしまう。いくら心が象牙の塔での生活から乖離しかけている自分とはいえ、まさか「なあ、俺たちと一緒にデスメタルやろうぜ」と言われる事も無かろう、しかしそれでも世のデスメタラーは1時間も2時間もデスヴォイスを発し続けている事もまた事実である、それが出来るという事は何かのトリックがそこにはあるに違いない。そう思って調べた。

結果からいうと「腹から出せ」「喉を締めるな」「練習しろ」との事であまり実りはなかった、いや有ったというべきか、机の脇にあった小高い山を自分の前までツツと持ってくる気になったのだから。連休は終わった。

ちなみに最近は「びちゃびちゃしたデスヴォイス」が好きだ。Cradle of FilthやDimmu Borgirのような。巨大な水滴がフラットで硬い平面に落ちる時に立てる音の様な声だ。Dimmu Borgirは世界観も良いのでかなり好きだ。Wikipediaには「ノルウェー国王の前で演奏した事もある」とか書いてあるけど本当かな?本当だったら北欧の音楽文化みたいなものがちょっと不安になる。
・に、近づける気がする。Ubuntu 7.10の起動音を聞いている時だ。

Ubuntuとは、パソコンのOS (オペレーティングシステム)の事である。OSといえばWindowsかMacで、所属する所で一大勢力なMacに反発して長年慣れ親しんだwindowsに執着する自分が、ふとしたきっかけからLinuxユーザーに変わったのは数日前。ふとしたきっかけとはなんとなくカッコよさそうだったから、という、またここで直ぐ形から入りたがる悪い癖が出てしまったがカッコいいものに囲まれるのは何となく幸せな気分になれるものである。きっと長生きができるだろう。
しかし、ここ数日は言うことを聞こうとしない無線LANの設定に手を焼き睡眠時間は大幅に削減された。寿命もきっと縮んだはずだ。こうしたバランスのおかげで、人間の寿命は急に長くなったりする事が無いのだろうな。

Ubuntuのよい点は動作が軽い所だ。今使っているパソコンは今年で数え年5歳となり、犬なら古いモップのような毛を引きずって膝をガクガクさせながらそこらを歩きまわり悲しげな声で時々鳴くような年だ。犬の寿命がどれくらいかは知らないが、このパソコンのファンも同じような音でときたま自分の機能を久々に思い出したように鳴く。そんな我がパソコン翁でwindows時代はネットを見ながら同時にAdobe reader、Word、excelを使い、偶にはPower Pointがそれに加わり、すべての作業をMedia Playerでひっきりなしに音楽を聞きながらやっていた。通気口からは常に熱風が吹き出し、筐体は卵の白身が固まりそうな程に熱くなった。まるで「フランダースの犬」の冒頭に出てくる、パトラッシュに辛い仕事を負わせるアイツみたいな事をしている。それならubuntuはネロだ。コンピュータに詳しい友人が言っていた、パソコンの寿命はだいだい5年と見ておいていい、と。我が翁とubuntuも、最期は抱き合ったまま眠るのだろう。

UbuntuはWindowsと比べて使いやすいか?分からない。分からないし、分かった頃には慣れている。人間は状況に適応できる。温暖化にも慣れていくはずだ。どちらにしろ、ブート中の操作ミスでwindowsは消えたから後戻りは出来ない。ハードディスクをいくつかの部屋に分けて、その一つにubuntuを住まわせようとしたのが間違いだった。もともと一つでつなぎ目も壁も無いものなのだ。地球のように。そこがどんなに熱くなろうと、ハードディスクにへばりついて生きるだけだ。

スタンバイやスリープが上手くいかなくてフリーズする。眠る事が出来ない。眠い。シャットダウンで一日を終わらせる。意識を、カーテンを、ディスクの回転を、現実を・・・
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プロフィール
HN:
年齢:
38
性別:
男性
誕生日:
1985/11/25
職業:
自由人
自己紹介:
麒麟さんが好きです。
でも象さんはもっと好きです。

やっぱり麒麟さんが好きだ。
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