忍者ブログ
「 野生の思考 」
[PR]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

・に、近づける気がする。Ubuntu 7.10の起動音を聞いている時だ。

Ubuntuとは、パソコンのOS (オペレーティングシステム)の事である。OSといえばWindowsかMacで、所属する所で一大勢力なMacに反発して長年慣れ親しんだwindowsに執着する自分が、ふとしたきっかけからLinuxユーザーに変わったのは数日前。ふとしたきっかけとはなんとなくカッコよさそうだったから、という、またここで直ぐ形から入りたがる悪い癖が出てしまったがカッコいいものに囲まれるのは何となく幸せな気分になれるものである。きっと長生きができるだろう。
しかし、ここ数日は言うことを聞こうとしない無線LANの設定に手を焼き睡眠時間は大幅に削減された。寿命もきっと縮んだはずだ。こうしたバランスのおかげで、人間の寿命は急に長くなったりする事が無いのだろうな。

Ubuntuのよい点は動作が軽い所だ。今使っているパソコンは今年で数え年5歳となり、犬なら古いモップのような毛を引きずって膝をガクガクさせながらそこらを歩きまわり悲しげな声で時々鳴くような年だ。犬の寿命がどれくらいかは知らないが、このパソコンのファンも同じような音でときたま自分の機能を久々に思い出したように鳴く。そんな我がパソコン翁でwindows時代はネットを見ながら同時にAdobe reader、Word、excelを使い、偶にはPower Pointがそれに加わり、すべての作業をMedia Playerでひっきりなしに音楽を聞きながらやっていた。通気口からは常に熱風が吹き出し、筐体は卵の白身が固まりそうな程に熱くなった。まるで「フランダースの犬」の冒頭に出てくる、パトラッシュに辛い仕事を負わせるアイツみたいな事をしている。それならubuntuはネロだ。コンピュータに詳しい友人が言っていた、パソコンの寿命はだいだい5年と見ておいていい、と。我が翁とubuntuも、最期は抱き合ったまま眠るのだろう。

UbuntuはWindowsと比べて使いやすいか?分からない。分からないし、分かった頃には慣れている。人間は状況に適応できる。温暖化にも慣れていくはずだ。どちらにしろ、ブート中の操作ミスでwindowsは消えたから後戻りは出来ない。ハードディスクをいくつかの部屋に分けて、その一つにubuntuを住まわせようとしたのが間違いだった。もともと一つでつなぎ目も壁も無いものなのだ。地球のように。そこがどんなに熱くなろうと、ハードディスクにへばりついて生きるだけだ。

スタンバイやスリープが上手くいかなくてフリーズする。眠る事が出来ない。眠い。シャットダウンで一日を終わらせる。意識を、カーテンを、ディスクの回転を、現実を・・・
PR
■ Comment Form
Subject

Name

Mail

Web

Color
Secret?
Pass
Comment Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

■ Trackbacks
PREV ← HOME → NEXT
忍者ブログ [PR]
 △ページの先頭へ
Templated by TABLE ENOCH