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「 物理学 」
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・旅行の準備の心構えには2種類あります。


1. 今度の旅行にはこの荷物でいこう。だから、これらの荷物が入るかばんで旅行に行く、な
「中身先行型」

2. 今度の旅行にはこのかばんでいこう。だから、このかばんに入る荷物で旅行に行く、な
「入れ物先行型」

あなたはどっち?
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・ゲームボーイのソフトを買うのにはまっています。
もはや今は携帯ゲームといえばDSかPSPなので、あんなに一世を風靡したかに見えたゲームボーイアドバンス(GBA)も、今やレトロゲームの仲間入りを果たしてしまっています。況んや初代ゲームボーイをや、です。ほとんどのソフトを1000円くらいで買えます。
しかも今は、少年のころより自由なお金があります。昔はお年玉とかを貯めてやっとこさ買うものであったゲームソフトを、酔っ払った勢いで買えたりするわけです。なんて素晴らしいんだ大人 (素晴らしい大人は、ゲームソフトを酔った勢いで買ったりしません)。



・進学や就職で実家を離れる時や、実家に帰省してまた自分の住処に戻るときに、実家にあったモノを貰っていく、ということはよくあります。
橡も実家がいらないものの宝庫だったので、それはそれはいろんなものを貰ったり掠めたりしました。
その中の一つに、ゲームボーイがあったことを思い出したのが、この話の始まりです。


・実家からゲームボーイを持ってきた時は20歳前後で、うちにテレビがなかったので、プレステとかが出来ず、ちょうど暇すぎて死にそうなころでした。2005年くらいかな。年がばれますね。XBOXが出たのがこの時期だったような。つまり橡の持ってきた緑色のゲームボーイポケットなんか、ぜんっっぜん時代遅れだったのです。ソフト挿さってなかったし。
何を思って持ってきたのかは永遠の謎ですが、ゲーム男はそれから4年ほど、電池すら入れられることなく放置されます。リアルが充実したんですね。ゲームボーイよりヒューマンガールですよ。



・べつに2009年が不遇の年だったわけではないんですが、ゲームボーイのソフトを買ってきてプレイし始めました。初めて知りましたがゲームボーイカラーでしか遊べないソフトが結構あるんですね。でも白黒にわびさびを感じました。あと電源入れて「Nintendo」の文字が下りてきて「ぽりーん!」とか15年ぶりくらいの体験です。今の子供は、大人になって懐かしむのはDSの起動音なんでしょうか。



・テトリスと魔界塔士SaGaを買いました。テトリスは大人はやっちゃダメです。やりすぎて熱出して大学休んだ。20年前か!


・まわりの人に、ものすごくDSやPSPを勧められたので、反抗期ボーイな橡 (24) はゲームボーイを極めてやろうと思いました。SaGaはクリアしてないけど、昨日聖剣伝説を汚らしいワゴンの中からゲットしました。やる前にカセットをフーフーしないとな。


・この年度末の忙しいときに・・・


・今の子供もフーフーするのかな?

・お腹が痛くなって家のトイレのドアを開けてから、そういや便座カバーを買ったんだっけ、あれを買った春は邪魔者に過ぎなかったけれど、寒さが太股に凍みる1月の夜にはこいつの有り難味がよくわかるぜ、と思いながら(この間0.2秒)便座カバーの袋を開けようとするのだが、フィルムが全然開けられなくて焦り、焦って手が滑るのを繰り返しているうちに顔が真っ青になってきて、真っ白いトイレの個室でおろおろしている様はなんだか神経症の心の中みたいだなと思った。便座カバーは買ったらすぐに取り付ける事。


・実はトイレットペーパーでも同じ過ちを犯した事があって(トイレットペーパーの袋はやけに頑丈で手で破るのはかなり難しい)、用意の悪い性質は全然直っていなかった。


・家のネット接続状況が悪い。偶に「yahoo.comという名前のサーバーが見つかりませんでした」とか言っている。んなことないだろ、もっとよく探せよ。仕事のできない新入社員みたいだ。


・実は昔から母親に「人に訊く前に自分でよく探しなさい」とよく怒られていて、怠慢さは人に言えた事ではない。
人間
・にしかできない事は何かなんて事を気が付けば話していた。

スキーに行った時の事を話すつもりだったのに。北海道の雪は3月でも細かな粒のまま斜面を撫でていた。山頂は霧の厚い緞帳が引かれ、視界は5m先で終わっていた。人っ子一人見当たらない。
リフトを降りた瞬間からここは誰もいなくてただただ白い、自分の深層心理の世界なのだ。もしくは過去の世界かもしれないが、切り立った斜面は霧に紛れて眼下に潜んでいた。谷側に体重をかけてそろそろと進んだ。綿毛のような雪が斜めに降って鼻の頭を冷やした。無色の景色は澱まず、叫んで誰かに呼びかけたくなった。
どこかでスノウモービルのエンジン音がした。恐らくそれは山々や木々を揺らして反響し、ドロロロロという遠い轟音は意識の薄膜の向こうから聞こえてくる。舞い落ちる雪が音を吸収しているのだ。もうすぐこの牛乳の海のような視界にも黒い染みが揺らめき、白い夢の世界も終わるのかもしれない。過去、ここを滑った人によって雪は谷側に少しずつ押しやられ、ある所でそれは堆積し、エッジが踏み込むとギュウと音を立てた。
どこまで降りたのか解りもしなかった。太陽は白い天井のどこにも見えない。この仄かな明るさは、ただ闇の黒色を薄めたが故の、水墨画のような静かで寒々とした明るさだった。麓はどこだ。スノウモービルの低音が斜面を這いずり回っている。雪と氷とに反響してそこらじゅうに鳴り響き、円を描いて自分の周りを回っていてもおかしくはなかった。

そしてもともと何の為に此処に来たのかといえば、ただ滑り降りる為だけに来たのだ。貨物のようにリフトで山の上に運ばれるのも、この山を越えて別の地に行きたいからという訳では全くない。下へ落ちる為に上へ登り、スピードと重力加速度、どちらも目に見えないものだ、そんな泡沫の感覚を数十分の間堪能する為に高きに登ったのに、霧に包まれてそれも満足に果たせずにいる。麓が近付いたのか、木々やときどき風のように通り過ぎる人々で白い視界に翳りが見え出した。自分はいったい何をしているのだろう。人間は、いったい何をしているのか。スノウモービルの音はいつの間にか消えていた。きっとどこかで、斜面を見誤ってコース外の窪みか何かに落ち込んでしまった人を助けでもしたのだろう。登る事降りる事、どちらも機械なしには出来なくなってしまった。

スノウモービルが吹雪の中で唸りを上げ、白銀の斜面に爬虫類の鱗のような轍を引いて登っていく様を思い浮かべる。一年ごとに機械は進化し、一年ごとに人間の仕事はちょっとずつ無くなっていっているだろう。アマゾンの深緑の森が砂漠に沈んでいくように、それは有限なるものが漸減する事であり、向かう先は無しかない。
誰かがしなきゃいけない事なんだ、と人はよく言う。その誰かは、必ずしも人間である必要はない、という事は、時代と共に増えていくはずだ。人間のする事は、何かを浪費したり、今ある何かを崩して別のものにしたり、つまりはただ斜面を滑っていく事だけになってしまうのだろうか。機械は自然に従順だから、エネルギーを浪費に使う事はない。人間だけが世界の中で、クラスに必ず一人はいたようなはみだし者の役を演じている。

麓は晴れていて、滑り降りてくる人々で都会の交差点のようになっていた。ボーダーがリフト乗り場の近くでザシュッとエッジを立てて減速し、止まる事無くリフトに乗って行った。登りのリフトからはニョキニョキとスキー板やボードが生えて揺れ、まだ靄の残る山の頂上へと吸い込まれていくが、下りのリフトには誰も乗っておらず、空の椅子があとからあとからロープを伝っていた。
・人間を見ることは面白い。


アクセス解析は、どのような検索ワードでこのページに人が訪れるかを調べる事ができる。

フォームに言葉を入れるという事は、知りたい事があるという事。滾々と湧く知識の泉の滴を希求するという事。
検索ワードを覗くとき、ネットワークの夜霧の向こうに座る架空の誰かの心を見る気がして、興味深さと後ろめたさが綯い交ぜになる。

その瞬間に思いついた検索ワードは、きっと知識の泉の汀に生じた泡沫であり、
程なくして弾ければその作り主でさえ永久に忘れてしまう儚いもの、
その染みをデータとして見る事は、まるで本人の目の届くはずの無い場所にある痣を偶然に発見してしまう事のようだ。
だから本人にはあえて伝えない。その術もない。
あなた、この前の午前3時ごろ、「頭蓋骨のヤング率」で検索してたでしょう、
なんて言った所でどうしようというのか。


ヤング率:物質に力をかけた時のひずみ具合を決める定数。
頭蓋骨のヤング率は知らん。知りたくも無い。カルシウムの摂取量で変わるんじゃない?



・「今週の月曜に、『骨 ヤング率』で検索した奴がいる。なんだこれ?」

はい、僕です。
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