・前の記事を書いている間、電源コードに足を引っ掛けてしまいパソコンの電源が一瞬で切れた。
せっかくもうちょっとで終わる所だったのに。一から思い出しながら書くのか。結構いい気分で書いていたのに、あんな気持ちはもう出ない・・・歩き疲れたような徒労を感じながらスイッチを入れた。ギルガメシュ王の気分だ。
23歳くらいの男、つまり自分みたいな輩は、ギルガメシュとか聞くといろいろな方向にいろいろな連想をしてしまうかもしれないが、ここでいうギルガメシュは「ギルガメシュ叙事詩」の主人公の事である。
彼は古代メソポタミアのどこかの国の王(ウルだかウルクだか)で、ある日旅に出る。どうして旅に出たのかはよく覚えていない。彼は2/3が神で1/3が人(逆かも)とかそういう枝葉は覚えているのに、まあとにかく旅に出て、ウトナピシュテイム(枝葉その2)という老人から不死の薬をもらう。じゃあこの薬をもらう事が旅の理由だったのかもしれない。
薬をもらって一安心したギルガメシュは水浴びをしようと池に入る。その間に葦の隙間からするするっと蛇がやってきて、池のほとりに置いてあった不死の薬を一飲みにしてしまった。このお蔭で蛇は脱皮を繰り返すようになった、が別に不死になったわけではないと思う。
池から上がって薬がなくなっている事に気づいたギルガメシュは、わんわん泣いて(自分が読んだ絵本では顔を両手で覆って跪いて泣いてた)失意のうちに故郷へ戻り、疲れきって自分の体験を粘土板に刻んだとさ、おしまい。
・何が言いたいんだったか忘れてしまった。子供のころ読んだ本って筋、だけじゃなく変なディティールまでよく覚えているものですね。
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