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「 生物学 」
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・夜道を歩いていたら、


「っようよう、久しぶり。何してんの?最近どうよ?」

「ん、俺?おう fxxkin' worker だからよぉ、お盆も仕事なワケ」

「オイなんだよそれ~、マジ fxxk だな」

「fxxk」「fxxk」「fxxk」


警察呼ぼうかと思った。



・蟲が厭だ蟲が厭だ蟲が厭だ

蝉は無責任だ。啼くだけ啼き明かしては、
その辺でのたれ死ぬ事に美学を感じているのだろうか。

子供の頃から嫌いだったので、
このあたりに居る蟲は一斉にどこか遠くに行ったらいいのに。と思った事がある。
でもこの部屋、この家、この場所の、至る隙間に潜んでいるであろう蟲の総量を想像し、
それが大移動する阿鼻叫喚を空に描いて

ますます蟲が嫌いになった。



・クローゼットの中だけ別世界のように暑い。
この暑いなか更に暑い。
面白いので不必要に開けたり閉めたりしていて快感に

ならない。着る服がみんな熱い。

昔デートの日の朝、お気に入りの服を引っ張り出したら皺だらけだった。
(そう、人生において本当の勝負というのはそうそう無い。皺にもなるさ)
慌ててアイロンをかけ、皺が気になるので念入りにかけ、
やっぱり皺が気になるので裏返してかけ、
当初そんな事態は予定に組まれていなかったのでみるみる出かける時間になり、
アイロンをかけた服をそのまま着た。その時も熱かった。

暑さで抉った傷が痛い。
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・この頃頓に感じるようになった、人間一般に対するぼんやりとした遣る瀬無さ、憤り、苛立ち、つまりは文を書くドライヴィング・フォースになるような、そんな気持ちをさっきまで抱いていた。
帰りの電車も、いや学校を出て寄り道した時あたりからそんな事ばかり考えていたが、

さっきからJUDY AND MARYを久々に聴いてたらどうでもよくなってしまった(懐かしのアニメソング、の流れで、恐らく自発的に聴いたのは人生初)。

人生の遣る瀬無い部分はどうせ明日も明後日も付きまとっている事だろう。また今度にする。



・炎天下でサッカーをしていて、「ひょっとしたら死ぬんじゃないか」と思ったのは初めてだ。
出身高校の体育の先生はサッカー部の顧問で、ネタに困るとすぐサッカーをやらせた。今年ももう既に真夏日の頻発する故郷で、授業時間目いっぱいにサッカーをする。
今日もそれなりに暑かったが、いつもと違ったのは意識が数十センチ上方に持ち上がった、ような気がした事が何度と無くあったこと。FIFA公認だか知らないが、矢鱈と靴に纏わりつき靴内に侵入する人工芝に、なんとか意識を縛りつけようと、下ばかり見ていた。



まだ実は気分が優れない。日射病には気をつけよう!魂までも蒸発してしまうよ。
・水くくるとは!


Date: 2007年03月16日 01:51

・昨年の12月20日のこと。年の瀬だった。献血をした。

初めての採血、その感覚が忘れられず、2週に一遍は来ようと思っていたものの、血液を抜くという事は想像以上に大事らしく、再び全血の献血をするには数ヶ月待たねばならなかった。


その期限が今年の3月14日で切れた。

「あの吸引感をもう一度味わいたい」とか「ホワイトデーに、真っ赤な血を献上しよう」とか、思いは巡る。

勇み足で会場に入ったものの、財布に入れていたとばかり思っていた献血カードが無い。おかしい。赤いカードは目立つ。橡の財布に鎮座する赤いカードといったら、銀行のキャッシュカードとクイズゲームのカード、美容室の会員カードにラーメン屋のポイントカードくらいだ。つまり赤は最大派閥なのだが、十字のマークが献血カードに、他のカードとの差異を与えている。はずだ。


中規模のハリケーンにでもなったつもりで部屋を荒らして探したが、献血するごとにポイントの溜まるカードと、後日送られてきた血液検査の結果の葉書しか見つからなかった。まるで神隠しに遭ったかのようだ。朝晩と違って昼間だけは暖かい春の日差しは柔らかに部屋に流れ込み、その光に浴してついに見つかる事のなかった抽斗を何度も開けては、中身を出して仕舞ってをお呪いのように繰り返した。


あーちょっとカード、無くしちゃったみたいなんですよね。前もここで献血やったんで、記録たぶん残っていると思いますけど。

そう言えば良かったのではないか、と思いながら、台風直撃後のおざなりに片付けた部屋で本を読んでいたらどうでもよくなてしまった。「しっかり食べて、健康な血を作るのよ!橡」と思って朝からカレー(グリーンカレーのレシピにあったココナッツミルクを水で誤魔化したら、辛さが中和されず大変な事になった)を食べたのに。人間というものは、ときに自分の考えを、拍子抜けするくらい簡単に方向転換できるものだ。


それともう一つ。14日に血を抜く理由があった。一刻も早く血を抜く、ホワイトデーというこの日に、のほかの理由が。

「健康な血」を残したかったのだ。
真っ赤で純粋な血を。



・その真意は、今日(15日だから正確には昨日)に繋がる。

まあ、なんというか、1日でラーメン8杯食べた。

以下目録。

「一蘭」(上野)ラーメン(ねぎ多め)
「京都銀閣寺ますたに」(日本橋)ラーメン
「斑鳩」(九段下)ラーメン
「翔竜」(北千住)翔竜ラーメン(背脂4倍)
「武骨外伝」(渋谷)つけそば小
「五行」(西麻布?)こがし味噌
「もちもちの木」(新宿)中華そば
「中本」(新宿)冷やし味噌大盛り

この間にはいろいろなドラマがあった。ありすぎたがその思いは堰を切り、奔流を言葉に押しとどめるのは今の自分には不可能なので思いつくに任せて箇条書く。


・ラーメンをあまりに多量摂取するのは危険。今回の企画では、被験者のほぼ全員にラーメンのオーヴァードーズが原因と考えられる症状が現れた。「体がふわふわする」「話す言葉が支離滅裂」「倦怠感」など。

・最後の方は「しょっぱいかしょっぱくないか」しか解らなくなっていたが、それでもラーメンはとても美味しい食べ物だ。すばらしい。

・帰り道、コンビニで雑誌を開いたら可愛い女の子がラーメンを食べている写真があって、殺意を覚えてしまった。だからラーメンは当分いいです。

・今、「とうぶん」を変換したら「糖分」が出た。今最も考えたくないものの一つ。あとは「血中コレステロール」「塩分濃度」

・穢れた血が元の赤さを取り戻すには、さぞや時間のかかることだろう。

・きっと人間の体内にはたくさんの小人さんが居て、その人間の体内環境を常時監視しているのだろう。何が自分に足りていないのかは、すぐに反映される。
最初は甘い物を無性に求めていた。そして水。いつしかまったく甘い物を欲しがらなくなったとき、体内の警邏システムは破綻の危機を迎えていたのかもしれない。

・そもそも、その人間に「思慮深さ」が完全に欠落していることを見抜けなかったのだから、始めから破綻していたと言うべきか。



・お腹の中に鬼が居て、金棒を胃壁にこすり付けている。そんな気がする。最後に食べた冷やし味噌のスープは唐辛子で真っ赤である。紅に染まったこの俺を、慰める奴はもう居ない。
・この西瓜の種の噺には続きがある、が余りに惨いのでここでは言えない。と言ってみる


Date: 2006年10月29日 03:40

・ガムを噛んでいる時に烏龍茶を飲んだらガムを飲み込んでしまった。
せっかくの深夜特有のハイテンションが台無しである。


小さい頃、ガムを飲み込むと大変なことになる、と親に脅された事のある人はどれだけいるのだろうか。
橡は体の中に入ったガムは胃や腸に貼り付いて一生取れなくなる、と言われた。確か。地味な恐怖。

他にも、西瓜の種を飲み込むとお腹で発芽して枝が頭から出てくるとか、きりたんぽを残すと永遠に増殖し続けるとか、とにかくそんな調子で脅されまくった覚えがある。子供にトラウマを植えつけてどうする気だったんだ。


いつか、もしかしたら生まれるかもしれない、まだ見ぬわが子の為に。


食べ物の脅しネタをいっぱい仕入れておこうと思う。
・タイトルの元ネタが解った人、友達になりましょう。


Date: 2006年04月29日 22:25

・蕎麦を茹でる匂い。どうしてあんなにいい匂いなんだろう、と思うのとともに、なんだか懐かしい気分になる。遊び疲れて夕日の中家路につく時を思い出すかのような。


昔昔のことである。
橡の父にあたる人(父だって、プ、でも染色体を半分受け継いでいるからそう呼ぶより他無い)は蕎麦屋を営んでいた。
当時の自分はよく開店前の厨房に入って、もうもうと湯気を立てる、中身の見えない鍋の並ぶ銀一面のその小部屋を歩き回った。

そうこうしているうちに、目が痒くて開けられなくなる。蕎麦アレルギーであることは、そのうちに血液検査ではっきり解るようになる。

しかし、それでも疎外感を覚えたとか、父親との関係がギクシャクしたとか、そういう記憶は全く無い。いかにも家系的な対応だ。

時は90年代初頭。熱病に浮かされた日本人の終焉。バブルが崩壊した時、父は3代続いた蕎麦屋の暖簾を下ろした。もう蕎麦と関係を持つことは無い んだな、と思ったかどうかは知らないが、実際は何の特筆すべき感情も湧かず、でも確かに関係は持たなくなり目が痒くなる事も夜通し咳が続く事もなくなっ た。



東京人は蕎麦が好きなイメージがあって、蕎麦屋が多いのはその所為だろう、と勝手にこじつけている。
兎に角今日も蕎麦を茹でる匂いが、街中一筋の光のように漂ってくる。
いつか味を感じてみたいと思う、アナフィラキシー・ショックの匂い。死の香り。そして郷愁。
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