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「 Only 」
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Only
・「機能が一つしかない、それを使って一つの事しか出来ない」物を見ると、無性に泣きたくなってしまう。


判り易くする為のささやかな努力として、バナナスタンドの話をしようと思う。
ちなみに、今日この後には飲み会が控えている。しかも19時から。



・バナナスタンドとは、その名の通りバナナ用のスタンドである。
高校生の時、行きつけの100円ショップで発見した。余談だが、高校生のとき、大学生(成人)になったら「行きつけのバー」を作ろう、とぼんやり考えていた。今でもその思いは忘れていない。

バナナスタンドの箱にはバナナスタンドのイメージ図が描かれていた。
電気スタンドを一回り小さくしたような形状で、ちょうど電球の先が来そうな部分にフックがついている。
それにバナナの房の根元を食い込ませ、ぶら下げて使う。


そう。これでバナナスタンドの使い方は終わりである。バナナスタンドは立派に使命を果たしたのだ。バナナをぶら下げる事で。
青春時代のまっただ中に居る少年には、店の中で泣き出すくらいなら喉を掻き切って死んだほうが易しいだろう、だから黙って店を出た。

本当にバナナを吊るす事しか出来ないのだ。サイズからいって、後吊るせそうなものは大きめのぬいぐるみや人形の服くらいしかない。バナナを引っ掛けた時に形良く見せようとしすぎたのか、孫の手代わりに背中のかゆい処にフックが届いたりもしない。
バナナを掛けるためだけに生まれてきた存在。しかも更に悪い事に、バナナは自然の状態で既に木に吊るされているのだ。つまりバナナスタンドは特に新しい発想の下生まれた訳ではなく、言ってしまえば「自然の模倣」に過ぎない。



・話をここでバナナスタンドから戻すつもりだが、飲み会の時間が迫っているので一時中断する。記憶がアルコールに負けなかったら続く。
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