・書くこともないし、夢はちかぢか凄いものを見る予定なので、
日記を書いてみよう。一日にあったことをただ書けばいいのだ。簡単さ。
・文月廿三日(月)
バイトに行った。T田B場駅のS武S宿線は人多きこと雲霞のごとし、だった。
さすがに「人がゴミのようだ」とは言えない。
T田B場付近を散策しようと思ったが疲れて金も無かった。
15歳は生意気でなんでも知ったような口を利く。
・文月廿四日(火)
プール道具一式を置いて帰ってしまい、この陽気で醗酵しやしないかと焦心した。
太陽が眩しかったので5:34に起きた。
太陽がまぶしくて人を殺した男はなんて名前だったか。
マルセル・マルソーみたいな感じだった気がする。
・文月廿五日(水)
100%ジュースを久々に飲んで感動の余韻に浸っていたら零した。
紅茶のティーバッグをじっと眺めたら、あの糸は意外と複雑に畳まれていることに気付いた。
あれも機械でやってしまうのだろうか。なんだか人間が怖くなってきた。
・尺が足りないので遡ります
・文月廿二日(日)
「~させていただきます」と言おうとするとどうしても噛む。
だからこんな回りくどい敬語は金輪際使わない事に決めた。
この日は流石に最狂線も人が少なかった。
・文月廿一日(土)
とにかく外に出なかった。
リノリウムの床の汚れは、もんじゃ焼きの箆状の金属で擦ると良く落ちるらしい。
箆を床に押し付けて見る見る部屋が綺麗になっていく様子を思い浮かべる。
なんて素敵な光景なんでしょう。と含み笑いながら寝た。
・おお、これは簡単だ。
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