忍者ブログ
「 魂の選択 」
[PR]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

・「タナトノート」ですね。


Date: 2006年03月09日 06:53

昨日読んだ本の中に、こんなシーンが出てきた。

人が死んで、魂が天国へ行って、そこで3人の大天使に今生きた人生を評価(減点法で!)され、その得点で次の人生レベルを決め、魂にそのうちの幾つかから選ばせる、という場面。当然、魂は次生まれるときはその作業の事は全く覚えていない。

「この夫婦は今はラブラブだけど、数日後に離婚する」「辛い子供時代を送っておくと、大人になってから大成するかもよ?」「虐待するね、この父親は。すごい芸術がうまれそう」
「なんだったら、モーツァルトみたいに生き急いで若死にするプランもあるけど?」みたいな感じで、それぞれの人生のメリットとデメリットを紹介していく天使たち。
「もっとマシなのは・・・」というと「お前の得点じゃこれが限度!もっと奥さんを大切にするんだったな」とか言われてしまう始末。
結局魂は半ば諦めで次の人生を選び転生する。という話でした。


ここで思ったのは、もしこういうシステムだったと仮定して、自分の前の魂は「次の人生リスト」の中から、今生きている人生を選んだだろうか?ということ。
天使たちはある程度、生まれてからのことが分かる。だからこの親は甘やかすとか虐待するとか魂に伝える。
正直ソコのところを事前に聞いていたなら、「もうちょっとマシなのないですか」って間違いなく聞いていただろう。
でも前述した魂も結局妥協したんだし、全体的に判断したらこれがマシなのか、と思って選ぶ・・・こともありうるかな。うん。とりあえず食べるには困らない程度だったし。
「20歳を過ぎても、恋人の一人もできやしない」って事前情報があったら真っ先に止めていただろうけれど。それは自分でなんとかする問題なのか。

宇宙は全体としてみると、温度は-270℃くらい(3K)でほぼ均一、というのを聞いたことがある。
太陽は数万℃だし、そんな天体が浜辺の砂みたいに沢山あるけれど、そんなものはどうでもよくなるほど宇宙は広いし、寒い。
人間の一生の出来事も、せいぜいビールやワインで忘れる程度のもので、だから平凡な人生を生きている。
PR
■ Comment Form
Subject

Name

Mail

Web

Color
Secret?
Pass
Comment Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

■ Trackbacks
PREV ← HOME → NEXT
忍者ブログ [PR]
 △ページの先頭へ
Templated by TABLE ENOCH