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「 街にひとつの公衆電話 」
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・音楽でも、アルバムと同名の曲に限ってあまり良くなかったり、しますよね。


Date: 2006年05月11日 01:08

・「ブラームスはお好き」を読んでいる。サガンを読むのは3年ぶりくらいだ。
序盤にこんなくだりがある。
「彼女のせまい頭脳のなかには、人生や、男や、女に対する彼女なりの考えが沢山つまっているにちがいない。しつっこく問いつめれば、彼女は人生観 というようなものを話してくれるだろう。かれは問いつめてみたかった。だがかれは、毎度のようになんとなく遠くからながめて感心しているだけだった。」 (『ブラームスはお好き』サガン、朝吹登水子訳、新潮文庫)

話すのはあまりしないけれど、人の話を聞くのは結構好きだ。
高校の時、休み時間特に何もする事が無い時は机に突っ伏し、周りから聞こえてくる音に耳を澄ませた。不思議なことに、5グループくらいの会話が一度に頭に入ってきて、いちいち聴く事が出来る。聖徳太子と違う処は、顔を上げると殆どの内容が抜け落ちてしまう事だけだ。
盗聴・・・かもしれないけれど、なんかちょっと違うような・・・とりたてて言い訳もしないまま、曖昧な気分でいろんな人のいろんな考えを覗いた。覗いたから盗聴か。だめじゃん。

その通り、問い詰めさえすれば人生観でもなんでも語ってくれないことは、ないのかもしれない。けれどそうして聞き出した事に新鮮味はあるのか。こ こは取調室でも告解室でも無い。何気ない会話、ちょっとした癖が零れ落ちる。葬式の時、つい参列者の顔をまじまじと、且つ見ていることが相手にばれないよ うにしながら、見詰めるように。

なんか気持ち悪い人だな。要点は「人の話を聞くのは結構好きだ。」だけだから、そこだけノートにとってください。
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