忍者ブログ
「 まずい水 」
[PR]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

・どうでもいいが、寝不足なので日記の選別基準がものすごく曖昧、というか何が面白いか判らなくなってきた。


Date: 2007年1月15日 01:22

・最近厭になった言葉があったが、何だか思い出せない。「もったいない」だったか。ちょっと違う。確かに「もったいない」もあまり好きな言葉ではない。
ああ、あれだ。「若いときの苦労は買ってでもしろ」だ。
嫌いな言葉というのは、大抵はその言葉を頻繁に使う人間が、自分の嫌いなタイプであるから嫌いになってしまう、というパターンだ。坊主憎けりゃ袈裟迄憎い、の発想かもしれない。別に言葉はそいつのものではないけれど。
思うに、苦労なんてしないに越したことは無い。人間は弱いから、なまじ苦労をするとそれを慰めに使ったり、勲章にしてぶら下げたりしてしまう。
苦労というものは文字を見て解るとおりネガティブなもので、そこに救いもなければ利益もない(はずなのだが、上の言葉を使う人間はメリットのある ものに対しても苦労なんて名詞を当て嵌めたりしている。二重に腹立たしい)。そんなものを使って自分を大きく見せようとするのは甚だ滑稽だ。裸で街を歩く より酷いかもしれない。

とはいえ、偶には自分の苦労を皆に解って欲しいとか、もっと自分を理解してほしいだなんていう誘惑に負けてしまいそうになる。結局みんな劇場に居 たいのだ。しかもこっち側でなくあっち側に。バルコニーの上からモノローグを、哀しくも愛しいモノローグを振り撒きたいと願って。



・最近思う。多様性を認めるという事は、会話の閉鎖と沈黙を覚悟しなければならない。
どういうことかというと、恋愛とはこうだ、ああだ、こうするべきだ、と無駄に熱い議論が交わされているとする。そこに誰かが、「そんなの、いろん な人がいて、いろんな恋愛があるんだから、それでいいじゃん」とか言うとどうなるか。議論はそこで終わってしまう。こう言われたら反論のしようがない。
飲み会の席でこれをされたら堪ったものではない。次の話題を探すのに気まずい時間を経なければならない。言う本人は丸く収めようとしての意見だ とは思うが、別に丸く収めたくて恋愛話をしている訳じゃない。実存が本質に先立つ、ちょっと違う、手段のためなら目的は横に置いておく、というか。

アメリカ大統領選では候補がそれぞれ、同性愛に賛成/反対、中絶は、銃は、と明確に意見を打ち出す。自分は同性愛だろうが中絶だろうが、個人の勝 手だろうと思う。そう、別に個人の自由なのだ。そんな事ホントは誰も解っているのに。でもそうやって簡単に片付けようとするのは、戦争が泥沼化しているか ら核爆弾で一掃、に考え方がなんとなく似ている気がして寒気を覚えてしまう。
PR
■ Comment Form
Subject

Name

Mail

Web

Color
Secret?
Pass
Comment Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

■ Trackbacks
PREV ← HOME → NEXT
忍者ブログ [PR]
 △ページの先頭へ
Templated by TABLE ENOCH