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「 弱さという爪 」
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・「傘がない」の歌詞が日記に出てきたのは2回目。よほど好きらしい。いや好きですよ陽水様。


Date: 2006年11月15日 23:18

・都会では自殺する若者が増えている。

だけども問題は今日の雨、傘が無い…と言いたいのを堪えて駅から足早に家に帰り、最近頻発する自殺について考えてみる。


頻発する、と書いたが本当にそうなのだろうか?
確かに最近その手の報道ばかりだ。でも別に同じ学部の人が毎日のように自殺しているとかそういう事は無いので推測するしかない。
考えられる可能性は次のものがある。

・本当に若年層の自殺が最近頻発している。

・例年と数自体に差は無いが、報道する量が増えた。

・絶対数にも報道の量にも変化は無い。しかし、他に目を引くニュースがないので(それか、いじめという言葉がいやにセンセーショナルに響くので)自殺が多くなったように錯覚している。

あまりニュースを見ないので3番目の可能性も決して否定できない。報道の過剰、というのはよく体験する事だし、いじめが社会的にクローズアップされるのは数年周期であると感じる。
銃の無い日本ではどういう方法をとっても自殺を思い立ってから執行まで一瞬、というわけには行かない。そんなに絶望した人間の割合って多くないだ ろう、と思う一方で、本当にいじめが陰惨で苛烈になり、死にたくなるのも無理は無い、と相手に思わせてしまうような人外魔境に行き着いたのか、とも考えら れる。



・ずっと昔。訳のわからない体に過激な思考を押し込めていた頃は、
「サディスト?ただの人格破綻者じゃないか」
と考えていた。サイコパスだとか猟奇殺人について読んだり聞いたりしていた時のことだ。
今はそんな風には思えなくなった。他人を責め立てる事は楽しい。それは認めなければならない。
人の心に爪を立て、苦痛の喘ぎを横目にその生皮を剥いでいく時、脊髄を揉まれるような快感が迸る。

良心がその快楽を咎めるだろう。憎む事は簡単だ。しかし、快楽に耽溺する事は更に簡単だ。恍惚の海に浴する。もっと深くまで潜っていこうとする。もう二度と浮かび上がって来られないのも知らずに。
息が出来なくなるから、今の自分の状態から目を背ける。そんな人々が他人を苛む。恍惚の海、底の住人。
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